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2019-06-12

パンプスのヒールにゴールドラインを後入れする試み |大阪 天満橋 靴磨き |

こんにちは!
高市店のヤハタです!

明日からまた1週間の定休期間に入ります。
ご不便おかけします。

お休み前に今月やった特殊修理、というか加工を。
こちらのヒールが持ち主さんとしては物足りないとのこと。
IMG-0973.jpg

最近見かけるゴールドのラインの入ったヒールがかわいいんだとのこと。
そういう加工のご依頼です。

しかし明日からお仕事で使うとのことで、預かり期間は本日のみ。。

材料もないぞ。。
ど、どうする。。

とりあえずなんとかします!!


言っちゃった~~~~~!!笑

ただし突貫工事なので長持ちはしないかもしれないとお伝えした上でお受けすることに。



まずは材料調達に!
ゴールドのテープが売ってるところ。。。

かつ今すぐ買いにいけるところ。。

ダイソーだ!笑


しかし探せど探せど。。。
ないもんですねぇほしいものって。ちーん。

でも何とかするって言っちゃったし。。

あ、これなら!!

ということでこちらを購入!
IMG-0974.jpg

ゴールドのテープを組み合わせて飾り用に加工したものですね。

これをばらして細切りにする!
IMG-0976.jpg
うん、ゴールドラインぽい!!


続きましてこちらを接着!
しゃきーん!!
IMG-0989.jpg

なんかええ感じちゃいます??

でもこのままだとどう考えても1,2日ではがれてくるでしょうから。

トップコートを。
天満橋の今の設備的に当日できるトップコートはあまり広い範囲をきれいにはコーティングできないので。
うっすらトップコートの境目がわかっちゃいますが、履いていてわかるほどではないので今回はこんな感じで勘弁してくだせぇ~~!

ということで仕上がりはしたものの、ゴールドのラインが入ってる靴ってたいてい部分的にエナメルの革が使われてるんですよね。

革自体にある程度つやがないとバランスが取れないんでしょう。
なのでしっかり磨いて艶出し!
IMG-0995.jpg

どーっすか!!
それほど違和感ないんじゃないでしょうか!!

ほんの数時間の仕上がりとは思えないんじゃないでしょうか!!笑

たまにこういう難問がくると楽しくなっちゃうんですよね。
これが毎日続いたらさすがにノイローゼでしょうが。笑

明日からこちらを履いてお仕事がんばってくださ~い!
IMG-0993.jpg

こんなんできんのかな。がございましたら天満橋まで!

それではまた!
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2019-06-06

フルハンドメイド オーダーシューズ紹介 |大阪 天満橋 靴磨き |

こんにちは!
高市靴磨き店のヤハタです。

暑くなってきましたねー。
そんな昨日店で使用しているサーキュレーターが壊れてしまうという大事件が勃発!
即座にぽちったものの、到着は翌日ということで。。

当店まだクーラーという文明の利器もないものですから、こりゃたいへん!
たまらず一時避難ということで外営業開始しました!!
IMG-0987.jpg
ある物だけでの突貫ですがまぁなんとか雰囲気は。。ね。笑


さて、少し前に納品しましたオーダーシューズの紹介がずっとできていなかったので、ここいらで!!

IMG-0668.jpg
いわゆるウイングチップなのですが、そのラインが後ろまで延びずに短く終わらせています。
かつてはウイングチップといえばこちらを指していた時期もあったそうですがいまではそれほど多く見られるデザインと言うわけでもないですね!
言い分けるためにショートウイングチップとも呼ばれています。
2足目のご注文で、1足目はもう少し都会的なデザインの靴にしましたので今回は少しクラシカルなデザインです。

踵の意匠には独特のピークをもってきております。
IMG-0664.jpgIMG-0662.jpg
このピークで踵骨とアキレス腱の間のくぼみをしっかりつかむようなイメージでデザインしました。

ヒールは小ぶりです。
というか足に合わせて作ると既製品のようなサイズにはまずならないです。
IMG-0671.jpg
底はこんな仕上がりです。
IMG-0661 (1)
ヒールはやはり全部ゴムよりも革付ヒールのほうがいかにもオーダーらしいですね。
しかしヒールのアゴ(前端部分)は革だと削れ易く、ここの高さが履き心地には重要ですのでその部分にはゴムで補強を!!

今回はフルハンドで仕上げてます。
ダシ縫いが未だなかなか時間かかるんですよねぇ。。
僕はダシ縫いに関しては機械縫いでもいいと思っているので、手縫いも機械縫いもどちらも使います。縫い方が違うので強度が違うと聞きますが、そこについては無視できるレベルの違いです。
縫うときに使うチャン(松ヤニと油を混ぜたもの)の量や粘度によっても大きく変わるのでただただ機械と手縫いを比べるには変数が多すぎるかなぁと。
そりゃ自分でやったほうがいろいろと自由度が高いので、手縫いになっちゃうことは多いです。

最後に履いて頂いたときの写真を!
IMG-0679.jpg
2足目ですので1足目から木型を少し修正しております。
部分的に小さくしたのですが、指が前よりゆとりが出来て履き心地がよくなったとおっしゃって頂きました!!
やったぜ!!

修理、磨きもしつつまたあらたな注文靴をつくっておりますのでそちらもまたご紹介します!

それでは!

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2019-05-31

鏡面磨きで大事だと思うポイント |大阪 天満橋 靴磨き |

こんにちは!

最近また磨きについていろいろ考えておりました。
どういうことをかといいますと、保革とかそういうことではなくツヤ出し、鏡面の部分について。
実はこれが意外にも奥が深いものです。

どんな靴磨き屋でも磨き始める時点でどんな仕上がりにするのかのゴールを頭の中で描くと思います。
それがなければ本当にどうしようもない仕上がりになります。
このツヤ出しの奥深さを知る前は光ればいい、光ればすごい、と思っていたので、どうしようもない仕上がりで満足してましたねぇ。笑
うぉ!!光った!!やった!!みたいな。
小学生か!!なんとも幼稚なもんです。。

一度だけ、きっとゴールが描けずに磨き始めたんだろうなぁ。。という磨き屋さんに当たったことがあります。
僕がこの仕事を始めた当初、別の靴磨き屋さんでワークブーツを磨いてもらったことがあります。
そのお店は基本的にビジネスマンがメインターゲットのお店だったようで、ワークブーツは不慣れだったのでしょう。

「はい、できました、ちょっと光らせすぎたかな?笑」

と言われて足元をみると。。


ひ、ひぇ~~~~~

なんかつま先だけブリ照りみたいにテリテリ。。
ほかの部分は。。しなびたレタスを演出したのか。笑
全然ツヤない。。。

とりあえずそわそわしながらお会計をすませ、店を後にしましたが、つま先だけ別のパーツをくっつけられたようで、なんともつながりのない仕上がりでした。

学生時代に作って大事に履いていただけあってショックでした。。

早くお家へ帰りたい。。。
梅田を歩くのがなんだか恥ずかしい。。。

鏡面磨きや!
ブーツだって光るねんぞ!
どやっっ!わいの靴かっこええやろっ!

と主張しながら歩いてるみたいでとても気恥ずかしくなりました。

あのときの記憶はいまでもすごく鮮明に残っていて、絶対にお客様に同じ思いはさせまいと強く心に刻みましたよね。うんうん。

今思うとあの磨き屋さんは、磨き前と後でわかりやすい変化量がないとお客様に納得してもらえないだろうと思っての仕上げだったのかもしれません。
僕もそう思っていた時期がありました。

でもこっちのほうがいいと思いますよってことをきちんと会話しながら提案したり伝えたりできればそんな心配はいらないんですよね。

そんな僕が何を考えながら艶出しをしていくかと言うと。

つながりと陰影の演出です。

直線の集合体によって曲線がつくられ、たくさんの線がつながりよく配置されることで靴は成り立っているます。
そのつながりを意識したつくりのものをわざわざ靴磨きでつま先だけ分断してしまうのはどうかと思うのです。

僕の作った靴がそう磨かれていたら寂しさを覚えますし、作った意図が磨き手には伝えられなかった自分のセンスを磨きなおす必要があるんでしょうね。。ちーん。

つながりを意識した上で陰影を作っていきます。
陰影と言っても主に影の部分を演出します。

そうすると靴がより立体的になり、グレードの高い靴のように見えます。

写真だとわかりにくいかもしれませんが、
IMG-0931.jpg
土踏まずのあたりと
IMG-0929.jpg
指の付け根から後ろが
グッとえぐり込まれてるように見えるかと思います。

その部分に影ができるようツヤの範囲と強さを変えています。

続いてつま先へ。
ツヤの中にいる自転車の写り込みに注目!!
IMG-0951.jpg
真上部分は革目が残っていて鏡面というほどではないですねー。
自転車もぼんやりです。
IMG-0952.jpg
つま先の終わりはツヤを増して仕上げています!
わりとくっきり自転車が写っています!

と言っても完全鏡面ではなくほどほどに。
革の感じからしてあまりツヤ増しするとビニールぽい不自然さがでると読みました!

遠くからみるとこんな感じ。
IMG-0924.jpg
クリームで軽く仕上げただけのハイグレードな靴に見えませんか??

これがつながりと陰影の演出です!!
さらに副産物として、鏡面の面積がせまいので次回の磨き前に古いワックスを落とすのが楽だったり、一番分厚くしているところなんかは屈曲部でもないのでがんばって全部落とさなくてもいいと思われます。
つまりミスって革を痛める心配も半減くらいはするんじゃないでしょうか。

靴磨きに飽きが来始めた方はこうやってツヤの範囲や強さで遊んでみるともう一歩靴磨き沼にはまれるはずです。笑
おためしあれ!

最後にちゃんと鏡面できないと思われたら営業に支障がでますのでな一枚。
IMG-0940.jpg

夏らしく季節感だしました。笑
それではまた!


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2019-05-25

履きたいけど痛い靴をなんとかするなら天満橋! |大阪 天満橋 靴磨き |

最近少しずつ持ちこまれることが多くなったのが痛くて履けない靴なんです!

今回の靴も買ったはいいが、まだ3度ほどしか履けず、履くとそこから数日は痛みを引きずってしまうとのことでした。

僕も経験があるのでわかります。。
中古で買ったオールデンにたったの1時間で足をメッタメタにされたことがあり、それはそれはもう悲惨でございましたなー。

諦めてサイズを変えて新しい靴を買ったらいいじゃないか!と言うご意見もありましょうが、そうは問屋がおろしません。
今回の靴はウエストンの旧ロゴの靴で今はもう同じものはなかなか買えません。
オークションや中古靴屋さんでもなかなか見ないですし、このデザインも珍しい。(ちゃんと後で写真のっけてますからご安心ください~)

痛い。
でも履きたい!!!

そういったものを解決しましたよ、と言うお話。
そしてそういった靴をぜひお持ちくださいね!と言うお話。


まずは痛みの原因を探るところからスタート!

履いていただき、どこが痛いのかヒアリングしながら靴を触って当たりの強いところを覚えておきます。
こちらの場合はボールのあたりから前が締め付けられて横アーチが必要以上につくらてしまってる感じだったそうです。

感覚的にはこんな感じかな??

IMG-0867.jpg
こちらは通常時。
IMG-0869.jpg
靴を履いた時(人差し指の付け根浮いてるみたいとおっしゃってましたのでほんとにこんな感覚で立ってるんでしょうね。つらい。。)

そして歩いていただくと痛いところをかばって歩くので左右に振れながら歩くことになっておりました。

こういう方は大阪を歩いていてもよくみるので大変だなぁ。。と思いつつ、つい名刺をお渡ししたくなっちゃいます(しませんけどね!!笑)

大体の問題点がわかったところでいざ作業スタート!!
サイズをすこーし調整しつっつ、今回はこれだけでは不十分。

靴の加重バランスが少し理想から外れていたのでそこをちょいちょい手直ししまーす。
この調整の間は何度か履いて歩いて脱いでを繰り返して頂きます。
そうしていいバランスを探していくのです。
そう、共同作業ですね!!

そうすると仕上がりはこんな感じ。

outputJFVideo-2019-05-25-16_03_33-332163.jpg

お持ちいただいた当初は1日中はまず履けないとおっしゃっていましたが、仕上がり後は2泊の出張にも連れて行ける!とおっしゃって頂きました!!

お渡しした後に不具合があれば微調整はいたします。
最後に磨いてフィニッシュ!!

outputJFVideo-2019-05-25-16_03_33-258890.jpg


履きたいけど履けない。
そのまま靴箱に眠らせてしまっている靴があるあなたへ。
一緒にその靴履けるようにしましょう!

どこまでの快適さをゴールとするかによって金額は変わります!
今回は\17,000でございました~。

そろそろ暑くなってきましたね。
暑さに負けず天満橋まで足をはこんでくださーい!
お問い合わせだけでもかまいませんよ!
070-3970-4524 ヤハタまでご連絡を!

それではまた!


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2019-05-22

踵の内側の破れ補修はこうするんだ! |大阪 天満橋 靴磨き |

お久しぶりの更新です。

近々高市店に大きな変化があるかもです!!

今はそれだけをお伝えしておきます!!

こうご期待!!


さて今回はすべり補修について。

踵の内側が擦り切れて穴が開いたり、革がなくなったりしてる場合の補修です。


これね、僕得意なんです。

得意ってなんやねん!て感じですけど。笑


きれい、早い、みたいなのを想像されると思いますが、そこではなく。

次に同じ状態になりにくく、かつ踵を包んでくれるように補修します。


どういう風にするかというと。

擦れているところをよーーーーーく観察。

なぜそうなっているかをよーーーく考察。

新たに貼る革の厚みをうまーーーく操作。


これです!
こうするんです!!笑

するとこんな風に仕上がります。
IMG-0858.jpg

一部革が継ぎ足されていますが、それが補修した部分です。

IMG-0859.jpg

もとの写真が保存できていなかったというなんともお恥ずかしい状態ですが、もとは踵の中心部はほとんど革がはがれてしまっている状態でした。

このすべり補修は適当に作業されると、
なんだか踵が前に押し出されるような。。
はまりこみが悪くなったような。。
とても不快な履き心地を演出してきやがる、なかなかにクセモノな補修なんです。

このすべり補修をして上の様に履き心地が悪くなった方は、ぜひ僕にご依頼くださーい!!

それではまた!


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プロフィール

高市靴磨き店

Author:高市靴磨き店
大阪天満橋の靴磨き屋店長。
靴職人ですが、よりうまく靴を磨けるようになるため日々トレーニング。
修理で足の痛みをとり、体のバランスを整えます!

もともとは整形靴という足にトラブルがある方の靴を作る会社で靴を作っていました。
靴磨きの技術の必要性と可能性を感じ、靴磨き屋に転職。
今も靴を作りつつ、修理、磨き、調整などを行っています。

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