FC2ブログ

2019-01-20

小さくても大きな影響があるもの|大阪 天満橋 靴磨き |

こんにちは!
当店には小さな大常連さんがいてます。
ほぼ毎日通ってくれており、作業の合間の癒しをもたらしてくれるというとってもキュートな常連さんです!

朝はストライダーで颯爽と登場し、ストライダーから降りるや否や店頭で楽しそうにおしゃべりしたり遊んだりしてくれます。
そう、ほんとにちっちゃいんです、彼。笑
そして満足すると急に愛車にまたがり、「行って(き)ま~す」と颯爽と走り去っていきます。

そんな彼の靴修理のお話。

彼は毎日相当な距離を走行しているようなんです。
ストライダーはペダルのない自転車なので当然足をパタパタと前後に動かしながらこいでいく。となるとどうしてもつま先蹴りだしが強くなるようで、先端だけがかなりの急角度で減ってしまっていました。

修理前の写真は撮り忘れました。ゴメンナサイヨー。。

基本的に止まるときはフットブレーキをフル活用しています。
となると靴底は全体的にも減ってきます。

ということで底を一枚まるっと修理しました。
しかしそれだけではまたすぐに修理が必要になってしまうでしょう。


というのも、特に白い靴底に関しては僕らのような修理をするところに降りてくる材料はもともとついている材料に比べて耐摩耗性が低いように思います。

黒い底であれば耐摩耗性の高いものもありますが、白い底はその白さを維持しつつクイック修理に対応させるためにあまり耐磨耗性を高められないのかもしれません。

ということで一部もともとついていた底を利用してこんな感じに仕上げてみました。

20190120112358578.jpg


トーガード装着!

これでつま先の極端な磨耗は防げるでしょう!
修理が必要なころにはサイズアウトしてるはずですね。


ちなみに子供の成長は秋冬よりも春夏のほうが2倍ほど早い(身長などが倍くらい伸びるそうです!)というデータがあります!
小さいお子さんをお持ちのみなさま!今からのお子さん用の靴や服選びはすこーしだけ慎重になったほうがいいかもですよ!!

今回の場合、彼の今の足のサイズと靴のサイズを考えるとちょうどいい修理時期だったかなと思います。


そしてトーガードはもうひとつ利点がありまして。

かなり乱暴に扱っても底がはがれにくくなります。
子供っていろんなところを足でちょんちょんいじったり、つま先をすりながら歩いたりするみたいですからねー。
店の前を歩いている子供を観察してるとそういう子が割合多いように見受けられます。

彼も歩くときにたまーにですが、踵をあげた後つま先を宙に浮かせず擦りながら足を前にもっていくような動作をします。
ある種の遊びのひとつなんでしょうね。
これによる磨耗にはトーガードは効果絶大かと思います。

というか子供靴にはもともと全部にトーガードついててくれたらいいんじゃないか??という気がしてきました。

ササッときれいにして完成!

20190120112341d03.jpg


しかしかわいいくつやな〜こりゃ!


あ、そうそう!

子供のときに足の骨格が決まってくるといいますので、その時に不適切な靴を履いていたことで大人になって足の悩みが…という話も聞きます。
修理を出されるときには必ず信頼できるところへお持込くださいね!

ま、成人しても靴による足への影響は大きいので、信頼できるところにお持込いただくのがベストなのはいうまでもありませんが!

僕もみなさまに信頼していただけるよう日々身体の勉強は怠らないようにせねば!!

ということて小さくても大きな影響があるのは

トーガード(守備力アップ!)
子供靴(成長過程の骨格に影響あり!?)
小さな常連さん(僕のいやし!!記事的には完全におまけですね。笑)

というお話でした〜
それではまた!
スポンサーサイト

2019-01-14

修理を依頼する前にアレを聞いてみよう! |大阪 天満橋 靴磨き |

こんにちは!
高市靴磨き店のヤハタです!


靴の修理というのは、同じ部分の修理でもいろいろなアプローチの仕方があります。

しかし修理方法ではなくどういう考え方をもって修理していくのかがとても重要だと僕は思っています。

だから修理を依頼する前にそういったことを聞くことが失敗しない修理屋さん選びの方法ではないかと思うわけであります。
納得のできる答えを返してくれたお店を選べば後悔しにくい選択ができるでしょう!


僕は基本的にはどうしてその部分がこわれたのか、なぜその修理が必要になったか、みたいなことを考えます。
そしてその原因をつぶすよう手を加えた上で機能を復元するようにしています。


わかりやすい例としてこんな修理を。
20190114120147fb2.jpg

親指ボールのあたりの縫い目がほつれてしまっています。
この靴の場合はシームレスといって、縫い目外に見えないようにつくられていますねー。

寄るとこんな状態です。
201901141202065f2.jpg

おそらく他店であれば縫い戻すだけで終わってしまう修理でしょう。
店によってはこの部分だけ縫い目がでてしまう、と言われる可能性あるんちゃうかなーと。


なんせシームレスの修理たいへんなんですよ!
ミシンでは縫えないので手縫いでかつ、針も自分で加工しないとまず修理はできないんじゃないかなと思います。
機械で修理できるならぜひ同業者さん教えてください!笑


ということでまずは手縫いで縫い戻していきましょうかー!
20190114120231747.jpg

こんな感じで針をつかって一目一目もとの穴をひろって縫っていきます。

すごーく地味かつ意外と目が疲れる作業なんすよー。

ふぅ。

でけた!!

20190114120249825.jpg

20190114120334d9b.jpg

縫い目も外に出ず何とか修理完了しました!


さて問題はここがなぜほつれてしまったのか。
シームレスじゃなければどこかに引っ掛けたとか、足癖でつい椅子の角にここをこすってしまって糸がきれてそこからほつれてきた、などなども考えられます。
が、今回はシームレスなのでまずそれはないでしょうなと。

よく見ると親指ボール部分が少し出っ張ってる感じしますねー。

中を見てみると・・・

2019011412035044a.jpg

むむっ!!

201901141204008e6.jpg

真ん中の赤線を境にみぎは革がきれいですが、左はえらく擦れてる感じがありますねー。

ということは・・・


ここがほつれた原因はズバリ!サイズの問題やったんやーー!!

足は痛みなどはないが親指ボールの部分だけがあたりが強く、ピンポイントで革に縫い目を開く方向に加わった力に糸が耐え切れなかったのでしょう!

履き心地に問題がなくてもそれ以外の部分でトラブルの種を解消できるのがサイズ調整です!!
ほんとすげーよサイズ調整。

ちなみに履き心地に問題がなくてもサイズ調整すると実は元は問題あったんだ、ということが発覚することも多いのがおもしろいところですねー!

しかし僕らの思うサイズ感でメーカーさんが靴作ってくれればめちゃくちゃ売れると思うのですが。
売れる靴のサイズコンサルタントにでもなろうかな。笑


ということでご依頼の前に『どんな思想で修理をするのか』を聞いてみてピンとくる回答をもらえたところを選ぶといいんじゃないかなーというお話でした。


それではまた次の記事にて!!

2019-01-11

ご自分でのお手入れどう考える?ってとこはお客様を主軸に考えるべきじゃない? |大阪 天満橋 靴磨き |

こんにちは!
高市靴磨き店のヤハタです!

昨日はえべっさんで今年の商売繁盛を祈願してきましたー!
例年今宮戎神社に行ってたのですが、今年は堀川戎神社へ行ってきました。

おなじえべっさんでもやっぱり雰囲気が違いますね。
今宮戎の方がお祭り感が強くにぎやかです。
堀川戎の方は比較的人は多くはなく、すんなり参拝できました。


靴磨き屋もたくさんありますが、雰囲気や考え方は違うのでいろいろと行ってみられると面白いと思います。


よく、違う靴磨き屋さんではこう言われました、ということをお聞きすることがあります。
だいたいそういう場合はうちとは考え方がちがうなーと思うわけですが、今回はそんなお話を。


つい最近お持ちいただいた靴が写真のような状態でした。
201901111029180ab.jpg
20190111102902a3f.jpg
20190111102720365.jpg

ツヤがあってちょっとわかりにくいですが傷のようなところや、表面の塗装がはがれてバキバキになってしまっている部分もある。

かの『ように』見えますね。


でもこれは古いワックスがかなり硬くなっており、部分的にワックスのムラができてしまっているだけなんです。
ワックスのムラというのはワックスが残っている部分と完全になくなってしまってる部分が混在している状態です。


正直このまま磨くときれいに仕上げるのが難しく、落とすにしてもわりと手間のかかる状態です。


で、これをほかの靴磨き屋さんに持ち込んだところ「いらんもんぬりすぎやーこんなんしたらあかんで!」というニュアンスのことを言われたようです。


お話によるといわゆる液状のワックスをスポンジにしみこませて塗るタイプの商品を使ってご自分で磨いていたようです。

2019011110315731b.jpg


たぶんこんなのですね。

で、僕はこれについては全然あかんとは思わないわけです。


ついでに言うと以前に持ち込んだ靴磨き屋さんはきれいにする自信がない
または
このワックスを落とすのが面倒に思ってる
結果そういう発言をされたのかなーと勝手に想像するわけです。


まず勝手にそんな想像をした理由から。

今回はこの靴は一旦ワックスを全落とししした状態に持っていきました。
だって持ち込まれた状態からワックスをさらに上塗りしてきれいに仕上げる自信は今のところ僕は持ち合わせておりませんから。
もちろんそこを短時間でなんとかする方法も模索はしておりますよ!

20190111103119228.jpg
20190111103135e0b.jpg

ワックス落としたらこんな感じです。

あとはいつも通り磨くだけ。

ですが正直なところ、ここまでもってくのわりと、わりと大変っす。笑
なるべく革に負担かけない、つまり表面を傷めないように取るのが意外と時間がかかるっす。笑

だから1足500円とか1000円とかで磨いている靴磨き屋さんではできない(コスト的に)と思います。
あとメンタルやられている靴磨き屋さんも手間を考えるときついかな。笑


でもね!

でもですよ!!

あかんことはないんですよ!

だってね、傷ぽかったところとかバキバキに見えてたところってワックス落とすと革にほとんど深いダメージない!

つま先なんてご自分でのお手入れがなかったら絶対もっと傷が入ってたりガサガサしてたりするはずです!!
201901111030280ff.jpg
つるっとしてるでしょ??

これはしっかり革を守ってくれていた証拠です!

ということはワックスは多少塗りすぎだったかもしれませんがちゃんとプラスにも働いていて、全然悪いことあらへんやん!と。

もちろんベターを求めればほかの手段や商品の選択肢はありますよー。

ちなみにですがワックスがたくさん塗られている靴を今回のように磨くのと、なにも塗らず傷だらけになってしまった靴の表面を補修するのでは料金も、預かり期間にも雲泥の差があります。
ここの部分ってお客様側からするとおっきなポイントになるでしょ??

そういうことを総合的に考えると、ご自分でお手入れをして表面の感じが気になって当店に持ち込まれた、というのは現時点でのベストやったんちゃうかなと思うのです。


ということでみなさんどんどんご自分でのお手入れに挑戦してみてください!
困ったらなんとかしますので!

ご要望にお応えできるよう神頼みはしつつもちゃんと僕も努力、工夫をして今年もがんばりまーす!

それではまた!

2019-01-08

新年のご挨拶とちょっと。 |大阪 天満橋 靴磨き |

明けましておめでとうございます!
高市靴磨き店のヤハタです。

時期的にはどちらかというと寒中お見舞い申し上げます、のほうが望ましいのかもしれませんが、新年最初の更新なので。笑

年末の更新で休み期間中に試験的にあるものを製作すると告知していたのですが、そちらに関しては実は全く進まず。。

というのも、靴の木型の作り方を大きく変えようかと思っております。
今は木のブロックから木型を起こしていますが、より早く、よりフィットする木型ができないかと色々と検討しているところです。

そこで、かつて使っていた樹脂を使った木型製作を当時とは違った工夫をして作ってみようかと思っておりました。

これは足の型を石膏でとって、それに樹脂を流して木型を作っていく方法です。
足の型の取り方でかなり方向性の違う靴になるのですが、その取り方を以前とは少し変えてみました。

そこに樹脂を流してさぁ作るぞー!!
と思ったら。。。


この樹脂、水分にとても弱く、管理の仕方が悪いとしっかり固まらないんです。
前回使ったときにどうやらフタが破損してしまっていたようで。。。

こちらが現在の足型の状態。

20190108183349d05.jpg


はい。

スッカスカの足型ができあがりましたとさ。。
僕の予定では今頃すでに仮靴ができてるはずだったんですけどね。。

年末年始は材料業社もお休みですので、材料の新調もできず。

ということで今回のお休みはゆーーーーっくりさせていただきました!


おかげで今、ヤハタめちゃくちゃ元気です!笑



今月は高市店は休みなく営業しますのでどうぞ皆様お越しください~

お年玉企画というほどのことではないですが、今月中はブログ見たよーとお声かけていただければちょっとしたサービスをさせて頂きます。
どんなサービスかはご来店後のお楽しみ、ということで!


それでは今年もよろしくお願い致します!!

2018-12-30

年末のごあいさつ |大阪 天満橋 靴磨き |

みなさんこんにちは!
高市靴磨き店のヤハタです。

今年も一年無事に営業を終了することができました。

来年度に持ち越しの仕事もいくつかありますが、充実した一年となりました。
清掃をして最後に自分の靴を磨き、今年は磨き納めです。

2018123014172331b.jpg

来年度はオーダーシューズの製作方法やシステムを一新しようかと画策しており、年始にその試験製作を考えています。
これがうまくいけばかなりお待たせしてしまっているオーダーシューズの納期を一気に短縮できるかもしれません。

問題はその試験製作が年始だけで終わるのかどうか…
そしてそれが目論見通りうまくいくのか…笑

その後の進展などはおいおいこちらでアップしていこうと思います。


年始の営業は1月7日からと致します。
そこから2月12日までは休まず営業致します。


来年度も高市靴磨き店をどうぞよろしくお願い致します。

それではよいお年をお迎えくださいませ~
プロフィール

高市靴磨き店

Author:高市靴磨き店
大阪天満橋の靴磨き屋店長。
靴職人ですが、よりうまく靴を磨けるようになるため日々トレーニング。
修理で足の痛みをとり、体のバランスを整えます!

もともとは整形靴という足にトラブルがある方の靴を作る会社で靴を作っていました。
靴磨きの技術の必要性と可能性を感じ、靴磨き屋に転職。
今も靴を作りつつ、修理、磨き、調整などを行っています。

最新記事
最新コメント
月別アーカイブ
カテゴリ
検索フォーム
RSSリンクの表示
リンク
ブロとも申請フォーム

この人とブロともになる

QRコード
QR